凛子的簡歴(凛子の履歴書) 【69】 〜大学卒業記念 冬の中国自由旅行〜

【成都って】

成都という四川省の都市に着いた。事前調査もそれほどせず降り立ったが、なかなかの良いところだった。

中国と言えば、何故か四川省という省の名前は私の頭の中で強く印象付けられていたのか、以前から四川省に勝手な親しみを抱いていた。12月、年の瀬も迫ってきた成都は中国の南方に位置するとはいえ、やはり寒かった。ただ、見るものすべてが新鮮で、寒さはそのときはそれほど問題ではなかった。

成都での定宿は交通飯店。またまた『地球の●き方』にお世話になった。ここはいまでもバックパッカーご用達のホテル。基本はドミトリーだった。数名が同じ部屋に宿泊する形式。もう自由気まま。西洋人と一緒の部屋にポンと入れられた。どの人も筋金入りの旅人。外人私なんか本当に子どもみたいだった。


宿が決まると、早速寒い冬にも負けず、外に出た。自転車をレンタルして、成都の地図を手にし、くるりと成都一周を試みた。成都はなんとうまい具合に円形に形作られた街で自転車で周るのには、ただ一周するだけでいいので非常に楽だった。自転車


しかも、街並みがいい。途中川なんかがあったりして、夕方になると川沿いに赤ちょうちんがあちこちに見られる。どうやら辛い火鍋のお店を意味するようだ。これがある種ノスタルジックな光景を映しだし、非常に素敵なのである。ちょうちんちょうちん
自転車でぐるぐるしていると、かの有名な『陳麻婆豆腐』のお店を発見!これは行かねば。と心に決めた。

凛子的簡歴(凛子の履歴書) 【68】 〜大学卒業記念 冬の中国自由旅行〜

【今ではもう体験できない中国国内線超小型飛行機〜〜】

広州から成都までの飛行機はとても小さかったのをよく覚えている。東方航空だったかなぁ。タラップから機内に入ると、中の大きさがどのくらいかがすぐに見渡せるほど超コンパクトだった。中国の飛行機について、当時まだ信頼がおけない時代だったものだから、旅行者たちの間でどこどこ行きのがよく落っこちるらしいとか、中国の飛行機には覚悟して乗りたまえ的な助言が飛び交っていた。飛行機飛行機


このちっちゃい飛行機を見た瞬間、本当に落っこちやしないかと無茶無茶怖くなった。でもここで諦めて乗らないわけにはいかない。自分の席を見つけると、そこには見知らぬ男性の中年の人が平気な顔をして座っている。「ここは私の席です。」と主張したが、空いてる席に座ればいいんだと言われ、しぶしぶ別の空いているところへ。すごくアバウトだよなぁ。乗っている人も田舎からそのまま出てきたような人たちばかり。飛行機飛行機


客室乗務員の女性も男性も私たちと同じ席に座っている。しかも、同僚どうしでくっちゃべってる。ちゃんと仕事してよ!!ただでさえ、落ちやしないかと心配なんだから!この客室乗務員たち、最後の最後までキャッキャと笑ったりはしゃいだりして、始終私を心配させた。


ところが、この恐ろしい飛行機での小旅行も無事に成都に着き、終了したのである。
当時は飛行機に乗ると、その航空会社からお土産なんかがあり、私は確か香りのどぎつい香水が入ったミニボトルをいただいたと思う。香水高級な乗り物としては、お粗末さはぬぐえないが、もう今では体験できない貴重な思い出にはなった。

凛子的簡歴(凛子の履歴書) 【67】 〜大学卒業記念 冬の中国自由旅行〜

⁂⁂⁂ 蘭州⇒西寧へ行くはずが。。。やむをえずルート変更(涙) ⁂⁂⁂


広州の宿で中国地図を広げながら考え込んだ。
青海湖が見たいんだよなぁ。
でも12月のこの時期寒いんだろうなぁ。人も少なくて危ないかなぁ。
そういえば、お金は大丈夫なんだろうか。お金


お財布の中や、靴下の中、腹巻の中にある現金やら、
トラベラーズチェックを片っ端から取り出して数えてみた。
あれ?ちょっと旅行前の計算が違ってたか?計算機
現地に降り立って、色々と計算すると事前の見積がかなりいい加減だったことに気づいた。
これはやばいぞ、あんまりお金が残ってない!!!お金お金


「青海湖」という素敵な漢字からイメージする青く海のように壮大な湖を夢見て、湖
日本から出てきたけど、そこへ辿り着いてまた日本に帰るだけの
お金が足りないことが判明。


残念無念。
こりゃ、仕方ないさ。駄目ならルート変更するのみ!
自由旅行の潔さ。
こうして、私は青海省の青海湖を目指すことを止めた。
そして、四川省を次の目的地と決めたのだった。


〜〜続く〜〜


*トラベラーズチェックとは:旅行や出張など海外渡航の際に、
多額の現金を持ち歩かなくても済むように発行される外国旅行者向けの小切手。
日本国内では2014年3月31日を持って全ての販売が終了した。
(wikipediaより)